プロフィールブックを作るとき、新郎新婦の紹介ページで最初に迷うのが「何を書くか」です。ネットで調べると、定番項目のリストがたくさん出てきます。生年月日、血液型、出身地、趣味、特技、好きな食べ物、嫌いな食べ物、お互いの呼び方、相手の好きなところ……。でも、それをゲストが読んで、何が伝わるでしょう。

「定番項目」をそのまま埋めていないか

プロフィール紹介の作り方を調べると、「100の質問」「120項目」といったリストが見つかります。それを参考に、ふたりで答えを埋めていく。効率的に見えるし、「これだけ書けば大丈夫」という安心感もあります。

でも少し立ち止まって、ゲストの立場で読んでみてください。

血液型はB型。好きな食べ物はラーメン。嫌いな食べ物はピーマン。趣味は映画鑑賞とキャンプ。相手の好きなところは笑顔——。

どうでしょう。「へえ」と思うかもしれません。でも、その情報を知ったことで、何かが変わるでしょうか。この人がどんな人なのか、本当に伝わるでしょうか。

ゲストが知りたいのは、「情報」ではなく「人となり」です。でも、項目を埋める形式では、どうしても情報の羅列になってしまいます。

ゲストは何を知りたいのか

結婚式に来るゲストは、「おめでとう」という気持ちと同時に、少し気になっていることがあります。

新郎側のゲストなら、「新婦はどんな人なんだろう」。新婦側のゲストなら、「新郎はどんな人なんだろう」。どちらか片方しか知らないゲストは、その日はじめて相手のことを知ることになります。

そのとき知りたいのは、血液型でも好きな食べ物でもない。どんな人生を歩んできた人なのか、なぜこの人と結婚するのか、どんな関係性のふたりなのか——そういうことです。

さらに言えば、多くのゲストは「自分との関わり」の中でふたりを知っています。新郎の大学時代の友人なら、新郎の学生時代のことは知っている。でも、新郎がどんな子ども時代を過ごし、どんな家族の中で育ち、社会人になってから何を大切にしてきたか——そういうことは、意外と知らないものです。

プロフィール紹介は、そこを埋められるものになれます。

誌面は限られている。だから優先順位が大切

プロフィールブックのページ数には限りがあります。新郎新婦それぞれの紹介に使えるのは、多くても見開き1〜2ページほどです。

その限られたスペースに、何を書くか。

「生年月日・血液型・出身地・趣味……」と埋めていくと、あっという間にページがいっぱいになります。でも、ゲストの印象には残りにくい。一方、そのページをゲストとの関わりを感じさせる内容に使えたら、読んだ後の感覚がまったく違います。

どちらを優先すべきかは、明らかだと思います。

「ゲストとの関わり」を軸に書く

では、具体的にどう書けばいいか。

たとえば、新郎の生い立ちを紹介するとします。「〇〇県出身。3人兄弟の末っ子として育つ。大学進学を機に上京」——こう書くのが一般的です。でも、そこに来ているゲストとの関わりを絡めるとどうなるか。

「大学進学を機に上京し、そこで今日来てくれている友人たちと出会いました。右も左もわからない東京で、一緒にいてくれた人たちです」——同じ情報でも、読んだゲストの感じ方がまったく変わります。「あ、自分との出会いが大事な時期だったんだ」と感じてもらえる。

生い立ちでも、馴れ初めでも、社会人になってからのことでも、同じように書けます。ゲストと無関係な情報よりも、ゲストが自分との関わりを感じられる内容を優先して書く。それだけで、プロフィール紹介はゲストにとって全然違うものになります。

形式より先に、「何を伝えたいか」を決める

プロフィール紹介の形式は、インタビュー形式でも時系列でも、どちらでもいいです。雑誌のように架空のインタビュアーを立てて、ふたりが答える形式も、読み物として楽しめる良い方法です。

大切なのは形式ではなく、「このページを読んだゲストに、何を感じてほしいか」を先に決めること。

「この人はこういう人生を歩んできた人なんだ」「自分との時間が、この人にとって大切だったんだ」「だからこの人と結婚するんだ」——そう感じてもらえる内容が書ければ、形式はどんなものでも伝わります。

逆に、伝えたいことが曖昧なまま形式だけ整えても、ゲストの心には届きません。どんなにデザインが美しくても、読んで「へえ」で終わる内容なら、そのページは機能していない。

「何を書くか」より先に、「ゲストに何を感じてほしいか」を考える。それが、プロフィール紹介のスタート地点です。

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何を伝えたいか、一緒に考えましょう。

プロフィール紹介の内容は、ゲストのことを考えながらでないと決まりません。どんなゲストが来るのか、ふたりとどんな関わりがあるのかを伺いながら、何をどう書くかをご提案します。

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